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: 令和1年10月より療養費の算定基準が一部改正されました。

気になる医療関連記事

接骨(整骨)院の料金

今回は接骨(整骨)院のかかり方について、料金設定を中心に記載していきます。
なかには接骨(整骨)院へ行ったことがない方もいらっしゃるのではないかと思います。
行ってみたいけど行きにくいなぁとか、不安だなぁと思ってる方のために、少しでも理解して頂くことで行きやすくなるのではないかと思います。

接骨(整骨)院へ入った後は、各々ホームページなどで紹介がありますので、行くまでの基礎知識として持っていれば理解が深まり不安も軽減するのではないかと思います。

これを読んで、接骨(整骨)院へ行ってみようかなと背中を押せればと思い解説していきます。

接骨(整骨)院の治療

まず、接骨(整骨)院のほとんどが、保険診療を扱っています。中には実費治療のみで治療をされている柔道整復師の方もいらっしゃいますが、稀だと思います。

保険診療は健康保険を使えるので、保険証を提示することで1割~3割の自己負担で治療が出来ることになります。

接骨(整骨)院の保険診療が扱える理由は療養費の取扱いで解説しています。

接骨(整骨院)で治療を行うには、痛いから取りあえず治療に行くといことは出来ません。正確にいうと、痛いだけでは保険が使えないので保険診療ができません。明確な負傷の原因が必要になります。

治療する負傷例も決められていて、骨折・脱臼の応急処置、捻挫・打撲・挫傷の治療に限られます。リハビリ目的や慰安(マッサージなど)目的では保険診療が出来ない決まりになっています。後療で、例えば関節可動域を拡げる手技など、リハビリに似た手技は可能です。筋肉の硬結をほぐす意味でのマッサージを後療で行うのはグレーゾーンかもしれません。保険診療外で行うのなら問題はありません。

気になる料金も明確にルールが決められています。1部位につき幾らのような感じです。

例えば、初診料に1000円、腰(1部位目)の治療に1,000円、膝(2部位目)の治療に1,000円、合計2部位で3,000円の3割負担で、窓口料金が900円という具合です。詳しくは後述する料金算定にて記載しています。

最近の接骨(整骨)院は保険診療と実費診療を合わせて治療を行っている所が多いので、窓口料金が保険診療の総額割合より高くなっていることもあります。

治療方法も千差万別で、100の治療院があれば、100通りの治療法があるようなもので、行く接骨(整骨)院で治療方法が異なると思います。なので、行ってみないと分からないのが現実です。物理療法(電気や罨法)はそう差はないので手技に差が出やすいです。合う合わないは勿論ですが、群集心理で多いから行きやすいという心理も働きます。

初検料・再検料・施療料・整復料・後療料

気になる料金ですが、初日、2日目、3日目以降と算定できる料金が決められています。

・まず初検料は初診時のみ算定できる料金で、1,520円がかかります。

・初検時相談支援料も初診時のみ算定できる料金で、50円かかります。相談支援を行った場合に算定される料金で、相談支援を行われなかった場合は算定されません。

・整復料は骨折や脱臼などの応急処置で、整復が行われた場合に算定されます。1部位につき、

  1. 骨折では5,400円11,700円
  2. 脱臼で、2,500円9,200円
で、共に整復部位によって料金が変わります。

骨折、不全骨折及び脱臼(肘内障は含まれない)の初回の整復又は固定時に限って、特に必要と認める場合金属副子等固定料950円加算できます。ただし、後療の場合には加算はできません。
この加算は、使用した金属副子等の数にかかわらず上記の費用しか申請できません。
金属副子等の交換が必要となった場合は、2回まで後療料に950円を加算できます。
金属副子等とは、金属副子、合成樹脂副子又は副木・厚紙副子です。

・接骨(整骨)院で最も多い治療が捻挫・打撲・挫傷で、施療料が1部位につき、760円算定されます。

初検料、相談支援料、整復料、施療料は初回のみの算定です。

・再検料は2回目に来院した際に算定される料金です。410円算定されます。3回目以降は算定されません。

・後療料は2回(2日)目以降の施術にかかる料金になります。

  • 骨折の後療料820円
  • 不全骨折・脱臼の後療料690円
  • 打撲・捻挫・挫傷の後療料505円

時間外・深夜・休日加算、往療料

・接骨(整骨)院の営業時間外での治療は料金が加算されます。

  1. 時間外加算540円
    午前6時~8時
    午後6時~10時
    *但し施術所の表示する時間内であれば加算できません

  2. 深夜加算3,120円
    午後10時~午前6時

  3. 休日加算(日曜・祝日)1,560円
    *施術所の休日が日曜・祝日でなければ算定できません。
それぞれ、月に1度だけ算定されます。

・往療料は、柔道整復師がご自宅まで行き、治療を行うものです。特別な理由がなければ往療は認められません。片道2キロメートルで800円加算されます。端数を増す毎に加算され、8キロメートルを超える場合は一律2,400円加算されます。

冷罨法・温罨法・電療料算定

・物理療法では、冷罨法・温罨法・電療が行われますが、簡単にいうと、患部を冷やす・温める・電気を当てるとうことです。物理療法も細かいルールが設けられています。

冷罨法85円温罨法75円電療料30円がそれぞれ加算されますが、温罨法・電療料は算定できない期間が設けられ、冷罨法は算定できる期間が設けられています。

また所要時間などに決まりはなく、1分でも10分でも行われた場合に加算されます。

〔温罨法・電療料〕の算定できない期間

  • 骨折・不全骨折の場合は、受傷の日から数えて7日間は算定されません。
  • 脱臼、打撲・捻挫・挫傷の場合は、受傷の日から数えて5日間は算定されません。


〔冷罨法〕の算定できる期間

  • 骨折、不全骨折の場合は、受傷日から数えて7日間算定されます。
  • 脱臼の場合は、受傷日から数えて5日間算定されます。
  • 打撲・捻挫・挫傷の場合は、受傷の日またはその翌日の初検日に算定されます。
例えば、日曜日に負傷し、火曜日に接骨(整骨)院へ捻挫で受診したとしたら、木曜日までは温罨法と電療の料金は発生しないということになります。冷罨法も日曜日か月曜日の受診で発生するので、火曜日~木曜日の受診では冷罨法・温罨法・電療の料金は発生しませんが、物理療法を省かれたとしても文句は言えないかもです。

多部位施術と長期施術の場合

多部位とは、施術の部位が3部位以上のことをさします。例えば、腰、首、膝の治療を行った場合は3部位といった感じです。3部位目以降の後療料・温罨法・冷罨法・電療料については、所定料金の60%の料金で算定されます。

4部位目以降の後療料・温罨法・冷罨法・電療料については、3部位目までの料金に含まれるため算定されません。初検料については4部位にかかる施療料は算定されます。

長期の施術は、初検日を含む月(初検の日が月の16日以降の場合は、その月の翌月)から数えて5か月を超える月の施術については、後療料、温罨法、冷罨法、電療料については所定料金の80%の料金で算定されます。骨折または不全骨折の治療の場合は除きます。

施術情報提供料

施術情報提供料は、骨折・不全骨折または脱臼の応急処置を行った後に、保険医療機関に対して施術の状況を示す文書を添えて患者の紹介を行った場合に、情報提供料として1,000円算定されます。

骨折・脱臼以外で接骨(整骨)院へ行くことが多いでしょうから、多少ザックリと記述してみました。近接部位など、細かい設定がありますが、細かいことはまたの機会に解説していきます。

近接部位をザックリいえば、例えば、肩と腕の上部の負傷だとしたら、2部位ではなくて1部位で治療しましょうね的な意味合いですね。

1部位負傷時の料金例

例えば、日曜日に腰痛を発症し、火曜日に接骨(整骨)院へ治療に行ったとして、捻挫で治療を行ったと過程した場合の料金は。

【初日】

  • 初診料1,520
  • 初検時相談支援料50
  • 施療料760
合計で2,330円です。これは腰痛1部位のみの初日の料金となります。そこから保険適用されたとしたら負担割合で以下のような窓口料金となります。
  • 3割負担:700
  • 2割負担:470
  • 1割負担:230
です。これが最低料金となりますので、腰痛だけ治療したけど、上記を超える料金だと他の部位を算定されているか、特殊器具や手技による料金が発生しているものと思われます。気になるようでしたら施術明細書を発行して頂くと詳細が分かると思います。院によって違うでしょうが、50円~100円ほどの料金が発生するものと思われます。


【二日目】

引き続き、水曜日に2回目の治療を行った場合の料金例は

  • 再検料410
  • 後療料505
合計で915円となり、負担割合での窓口負担額は
  • 3割負担:270
  • 2割負担:180
  • 1割負担:90
となります。日曜日負傷が、仮に金曜日に負傷していたと仮定した場合(負傷日から5日間経過)は2回目の治療から電療料と温罨法料が算定されるようになります。


【三日目以降】

引き続き、木曜日に3回目以降の治療では、後療料・電療・温罨法料の料金のみが算定されるようになります。

  • 後療料505
電療料と温罨法料は負傷から5日間は算定できませんので、日曜日負傷なら木曜日までは算定されません。
なので、505円からの負担割合で窓口負担額は
  • 3割負担:150
  • 2割負担:100
  • 1割負担:50
となります。

4回目(日曜日負傷で金曜日治療)は後療料・電療料・温罨法料が算定され、治癒するまで、もしくは6か月は継続固定されます。

  • 後療料505
  • 電療料30
  • 温罨法料75
合計で、610円となり、負担割合での窓口負担額は
  • 3割負担:180
  • 2割負担:120
  • 1割負担:60
となります。


2部位負傷時の料金例

【初日】

腰痛以外に、例えば首も痛いので、腰と首を治療をしてもらったとしたら、2部位の治療となり以下の料金となります。(負傷日と治療日を上記の条件と同じとした場合)

  • 初診料1,520
  • 初検時相談支援料50
  • 施療料760円x2=1,520
合計で3,090円です。窓口負担額は以下の料金になります。
  • 3割負担:930
  • 2割負担:620
  • 1割負担:310
が初日の治療の最低料金となります。


【二日目】

引き続き、水曜日に2回目の治療を行った場合の料金例は

  • 再検料410
  • 後療料505円x2=1,010
合計で1,420円となり、負担割合での窓口負担額は
  • 3割負担:430
  • 2割負担:280
  • 1割負担:140
となります。日曜日負傷が、仮に金曜日に負傷していたと仮定した場合(負傷日から5日間経過)は2回目の治療から電療料と温罨法料が算定されるようになります。


【三日目以降】

引き続き、木曜日に3回目以降の治療では、後療料・電療・温罨法料の料金のみが算定されるようになります。

  • 後療料505円x2=1,010
電療料と温罨法料は負傷から5日間は算定できませんので、日曜日負傷なら木曜日までは算定されません。
なので、1,010円からの負担割合で窓口負担額は
  • 3割負担:300
  • 2割負担:200
  • 1割負担:100
となります。

4回目(日曜日負傷で金曜日治療)は後療料・電療料・温罨法料が算定され、治癒するまで、もしくは6か月固定されます。

  • 後療料505円x2=1,010
  • 電療料30円x2=60
  • 温罨法料75x2=150
合計で、1,220円となり、負担割合での窓口負担額は
  • 3割負担:370
  • 2割負担:240
  • 1割負担:120
となります。



3部位負傷時の料金例

【初日】

腰痛・首以外に、例えば膝も痛いので、腰と首と膝を治療をしてもらったとしたら、3部位の治療となり以下の料金となります。(負傷日と治療日を上記の条件と同じとした場合)

  • 初診料1,520
  • 初検時相談支援料50
  • 施療料760円x3=2,280
合計で3,850円です。窓口負担額は以下の料金になります。
  • 3割負担:1,160
  • 2割負担:770
  • 1割負担:390
が初日の治療の最低料金となります。


【二日目】

引き続き、水曜日に2回目の治療を行った場合の料金例は

  • 再検料410
  • 後療料505円x3=1,313円(*3部位目の後療は既定の60%で算定。505+505+303=1,313円)
合計で1,723円となり、負担割合での窓口負担額は
  • 3割負担:520
  • 2割負担:340
  • 1割負担:170
となります。


【三日目以降】

引き続き、木曜日に3回目以降の治療では、後療料・電療・温罨法料の料金のみが算定されるようになります。

  • 後療料505円x3=1,313
電療料と温罨法料は負傷から5日間は算定できませんので、日曜日負傷なら木曜日までは算定されません。
なので、1,313円からの負担割合で窓口負担額は
  • 3割負担:390
  • 2割負担:260
  • 1割負担:130
となります。

4回目(日曜日負傷で金曜日治療)は後療料・電療料・温罨法料が算定され、治癒するまで、もしくは6か月固定されます。

  • 後療料505円x3=1,313
  • 電療料30円x3=78円(*3部位目の後療は既定の60%で算定。30円+30円+18円=78円)
  • 温罨法料75x3=195円(3部位目の後療は既定の60%で算定。75円+75円+45円=195円)
合計で、1,586円となり、負担割合での窓口負担額は
  • 3割負担:480
  • 2割負担:320
  • 1割負担:160
となります。
保険診療で治療を行う場合は、全国どこでも同じ料金になりますので、極端に高くなると実費治療を算定されていると思います。治療前に確認して頂くと、安心して治療を受けられるのではないかと思います。